ポートフォリオに銀という選択肢を！

ヒカリ

金やプラチナはよく聞きけど、銀はあまり聞かないですよ。なぜ銀なの？

ふじちゃん

銀をすすめる理由は2点！

１．ここ最近、とても安く購入できるのだ。

２．みんなが銀のポテンシャルに気づいていないのだ。

銀のみを購入を促しているのではなく、金ももちろん保有するべきです。ただ、銀を安全資産から除外している人が多いので、銀をすすめているのです。

Contents

今の銀（シルバー）の価格は異常に安い
- 金銀レシオが高くなっている
- 金と銀の採掘量と埋蔵量
銀のポテンシャル
- なぜ安いのか？
- では誰が銀の価格を抑えているのか？

今の銀（シルバー）の価格は異常に安い

銀は歴史上一番安いのではないかと思っています。金をポートフォリオにいれている人は多いと思いますが、今だからこそ銀をポートフォリオに追加するべきです。

金銀レシオが高くなっている

2019年12月17日現在、金銀レシオは86.6である。簡単言うと 1オンス金貨1枚と交換するのに 1オンス銀貨は86.６枚必要だということだ。「金銀レシオが100になれば恐慌本番」という考え方があります。ちなみにリーマンショック時は85～86 なので、もうそろそろリセッションがおきてもおかしくないのではないでしょうか。

金と銀の採掘量と埋蔵量

	金	銀	プラチナ
全採掘量	約19万トン	約160万トン	約0.7万トン
埋蔵量	約4.2万トン	約57万トン	約1.6万トン

※各数値（2018年の数値）はSD BULLION、田中貴金属工業のサイトから引用しております。

銀の全採掘量は約160万トンですが、銀は工業用途の側面もあり、これまでに採掘したすべての銀の大部分は、産業用途で使い果たされ、回収されずに埋め立て地に捨てられているので地上に残されている銀の量は相当少ないと思います。

全採掘量の金銀プラチナ比率は１：8.4：0.037

埋蔵量の金銀プラチナ比率は１：13.6：0.38

ちなみに毎年の採掘量の金銀プラチナ比率は１：8～９：0.05

現在の金銀レシオは１：86.6（金プラチナレシオは１：0.48 ）であるので、埋蔵量や採掘量を考えると明らかに銀が過小評価されているように感じます。プラチナの歴史は浅いので、全採掘量の比率は考えなくてもいいかもしれません。埋蔵量の比率は金プラチナレシオとだいたい似ているので、埋蔵量の比率が本来のレートかもしれない。

銀のポテンシャル

銀は金と同様に安全資産としての要素が大きい商品です。利子も生まないので、投資家からはあまり見向きをされないのが現状です。銀にはもう一つの顔があります。バリュー投資としての側面にもスポットライトを当てるべきです。現在の銀の価格はかなり抑えられていると思ってください。

金：5195円/g
銀：59.8円/g
プラチナ：3267円/g
パラジウム：6835円/g

2019年12月18日現在の貴金属の価格ですが、銀がずば抜けて安すぎると思いませんか？

なぜ安いのか？

供給の側面から考えると、銀の産出は他の金属とは異なっているからです。銀の産出量ｍの72％は他の金属の副産物であるのです。そのため、銀の算出費用を計算することが難しく、銀の価格に採掘コストを入れていないのではないでしょうか。

また、金と銀の値上がりを抑えておきたい方々がいるからです。銀の市場規模は金に比べて評価額では10分の1と規模が小さいため、価格操縦することは容易にできます。

金と銀は正貨であると気づかせない為ではないでしょうか。今流通している通貨はただの紙切れです。それも民間企業が発行している紙切れです。基軸通貨であるドルが強いのは石油の決済に使われる通貨がドルだからです。ドルではない通貨で石油を売ろうとした中東の国は何故か戦争が起こったりしています。

では誰が銀の価格を抑えているのか？

それはJPモルガンです。先物取引で大量の売りを浴びせて銀の価格を不当に下げています。JPモルガンは貴金属価格操作で投資家から訴えられ損害賠償を支払っています。この話はまた今度お話しします。

※ 本記事に掲載されている情報は、銀投資家のふじちゃんの考えであり、あくまで情報提供を目的としたものです。銀や金の価格は変動し、損失のリスクがあります。生活に支障をきたすことのない、損失を許容できる資金で運用する必要があります。また、一度の取引に全額を投じるようなことは避ける必要があります。すべての取引が利益になるとは期待できません。