金・銀の価値は今も昔も変わらない｜銀貨と金貨と私。。。

昔と今では物価がかなり上がったと思いませんか。

昔、100円で買えた食品が今では同じ食品が100円では買えません。

物価が上がったなどとよく言われますが、逆を言えばお金の価値が下がっているのです。

Contents

昔と今の価値を比較するには
- 1973年と2017年の100円の価値を比較
- 金・銀を購入していたら・・・
  - 1973年⇒2017年と1988年⇒2017年で比較

昔と今の価値を比較するには

『消費者物価指数』を使えば、昔と今の価値を比較することができます。

下記のグラフは1970年から2017年までの消費者物価指数の推移です。

高度成長期そしてバブル以降はほぼ横ばいになっておりますが、私はこれからさらに消費者物価指数は上がっていくと思います。今も物価が安定しているのは経済発展していない安い賃金で働いてくれる労働者のいる国々がまだ存在するからです。ここ最近までは中国が世界の工場になっておりましたが、企業は中国の賃金上昇で東南アジアに生産拠点を移しています。東南アジアでも賃金上昇がおきたら、次はアフリカ等に生産拠点を置くでしょう。いつかはそういうビジネスモデルも終わると思いますので、次第に物価が上がっていくでしょう。

※上記のグラフは予算委員会調査室星正彦による消費者物価指数半世紀の推移とその課題から引用しております。

1973年と2017年の100円の価値を比較

1973年の100円と2017年の100円を比較してみましょう。

	消費者物価指数（CPI）
1973年	約40
2017年	約100

100（2017年のCPI）÷40（1973年のCPI）＝約2.5倍

1973年の100円は2017年の100円より約2.5倍の価値があります。

100円の価値（お金の価値）は1973年⇒2017年の44年間で約60％目減りしています。

金・銀を購入していたら・・・

	消費者物価指数（CPI）	金：税抜参考小売価格 (円/グラム)	銀：税抜参考小売価格 (円/グラム)
1973年	約40	958	24.38
1988年	約87	1,845	29.66
2017年	約100	4,576	64.02

※金・銀の税抜き参考小売価格は田中貴金属工業の金価格推移、銀価格推移ページより引用しております。

1973年⇒2017年と1988年⇒2017年でCPI、金、銀を比較してみる

1973年⇒2017年と1988年⇒2017年で比較

こんな感じでざっくりと計算

100（2017年のCPI）÷40（1973年のCPI）＝約2.50倍

4576（2017年の金価格）÷958（1973年の金価格）＝約4.78倍

64.02（2017年の銀価格）÷24.38（1973年の銀価格）＝約2.63倍

100（2017年のCPI）÷87（1988年のCPI）＝約1.15倍

4576（2017年の金価格）÷1845（1988年の金価格）＝約2.48倍

64.02（2017年の銀価格）÷29.66（1988年の銀価格）＝約2.16倍

わかりやすく表にすると

	消費者物価指数	金	銀
1973年⇒2017年	約2.50倍	約4.78倍	約2.63倍
1988年⇒2017年	約1.15倍	約2.48倍	約2.16倍

ざっくりとした計算ですが、金と銀はインフレに強いことがわかります。

1973年⇒2017年に関しては銀の価値はほぼ変わっておりません。

その他に関しては、消費者物価指数の倍率よりも高い結果になっています。

金は高くて購入できない方は銀貨をコツコツ購入するのもいいかもしれないですね。

株は金や銀よりももっとパフォーマンスはいいと思いますが、1929年に世界大恐慌のような大不況になると株価はかなり下落するので、タイミングによっては財産のほとんどがなくなったりすることもあります。1929年の世界大恐慌では、株価は最高値と比べると89％下落しております。

株はリセッション後のかなり安くなった時に購入し長期保有するのがBESTだと思います。

その時々で金、銀、株など割合を変化させていきましょう。

短期では損失がおきるかもしれないですが、長期では比較的利益を出しやすいのではないでしょうか。

※ 本記事に掲載されている情報は、銀投資家のふじちゃんの考えであり、あくまで情報提供を目的としたものです。銀や金の価格は変動し、損失のリスクがあります。生活に支障をきたすことのない、損失を許容できる資金で運用する必要があります。また、一度の取引に全額を投じるようなことは避ける必要があります。すべての取引が利益になるとは期待できません。

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