金（ゴールド）が上がっているのではない、お金の供給量が増えているだけなのである。

2020年5月18日の相場

	小売価格（税込）	買取価格（税込）	前日比
金	6,712円/g	6,336円/g	+88円/g
銀	67.10円/g	62.92円/g	+4.18円/g

※徳力本店の地金相場より引用しております。

本日、徳力本店のWEBで銀のインゴット1000gを購入できましたよ。私は買っていませんが、15分も経たないうちにSOLD OUTになりました。前回のようなアクセス集中によるフリーズはなかったです。徐々に銀も購入しやすくなるかもしれませんね。

徳力本店で銀のインゴットを販売した日は

4月8日、4月28日、5月18日になります。

20日おきに販売されていますね。

ってことは次は6月8日？？？

さて、本題に・・・

最近、金価格が最高値更新などのニュースが流れたりしています。

下のチャートは金価格の推移（チャート1）です。

金価格チャート — チャート１　*⇒参照・引用元：* Gold Prices – 100 Year Historical Chart

確かに金の価格がとてつもなく上昇しているように見えます。

以前、私は金の価値は不変であると言ってきました。

ではなぜ上昇しているのでしょうか。

紙幣を刷りすぎて、相対的に金の価格が上がって見えるだけです。

もちろん、戦争やETFの開始などで金の価格は変動しているかもしれませんが、一番の要因はお金の供給量の増加によるお金の価値の低下です。

では、どのくらいお金の供給量が増えていったのでしょうか。

基軸通貨であるドルで見ていきましょう。

上のチャートはアメリカドルのマネタリーベースの推移（チャート2）になります。

「マネタリーベース」とは何ですか？
マネタリーベースとは、「日本銀行が世の中に直接的に供給するお金」のことです。
具体的には、市中に出回っているお金である流通現金（「日本銀行券発行高」＋「貨幣流通高」）と日本銀行当座預金（日銀当座預金）の合計値です。
マネタリーベース＝「日本銀行券発行高」＋「貨幣流通高」＋「日銀当座預金」
⇒参照・引用元：https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/statistics/h06.htm/

新型コロナウイルスの影響で2020年3月にFRBは無制限に量的緩和をすると宣言して以降急上昇しております。

リーマンショック後の2008年から現在ではマネタリーベースが約5倍になっているのに対して金（ゴールド）の価格は約2倍弱にしかなっていません。

FRBによる量的緩和によって3月からマネタリーベースが急上昇しているので、これから時間差で金（ゴールド）も上昇していくと思います。

もっとわかりやすいチャートがありました。

マネタリーベースに対する金の価格の比率をチャート（チャート3）です。